アリスのぶろぐ

反復性うつ病、強迫性障害、産後うつ。精神のこと、キリスト教のこと、色々書きます。

聖母の騎士会

2021年1月1日、深夜。テレビでは除夜の鐘が響き、初詣に訪れた客と喧騒を映している頃、私は1人で静かに自家製祭壇に跪き、聖母の騎士会入会の祈りを唱えました。


聖母の騎士会に入会しようと思ったのは、noteで見かけた他の会員の方の記事がキッカケ。


長崎から祝福されたメダイと会則、入会証明が送られてきた時、私は喜びでいっぱいでした。
臨月に入り大きくなったお腹を抱えて、日付が変わり新年を祝ってから、蝋燭に火を灯し、1人静かに跪いて誓いの言葉を唱え、祈りました。
無事入会できた安心感でいっぱいだった。
お腹の子が無事に生まれてきます様に。


そう願い続けたからでしょうか。
予定日通りに産まれ(予定日通り産まれる子は全体の2%ほどなんだそう。)、産後うつのママを尻目にたくさんミルクを飲み、すくすくと成長中。うつは辛いけどこの子は本当に天使…
出産の時、不思議なことがあった。
私が持っていた緑のスカプラリオとメダイを見て、「ママ、クリスチャンとか?」と聞いてきた助産師さんがいました。
よくわかりましたね、というと「私もクリスチャンだからね、こう言うの持ってるのよ」と。
「大丈夫よ、信仰が守ってくれますからね」と分娩衣のポケットにメダイとスカプラリオを入れながら言ってくれた。
妙に感動してしまって、泣いた。
陣痛の痛みが耐えられず、何が神だ!何が女は産みの苦しみだ!ふざけんな!神なんかいねぇ!と絶望していた私の心に、優しく明かりを灯してくれる人がいた。
神さまは私を見捨てていないんだな、とちょっと感動。


男性の方は分からないと思いますが…産院にどんな助産師がいるのかなんて、実際に出産の時に入院して初めてわかるのです。
前駆陣痛がきて入院して、本陣痛が始まって本気で辛い時にちょうど勤務交代でやってきたそのクリスチャンの助産師さんは、私にたくさん話しかけてくれて、そして「大丈夫よ、信仰が守ってくれますからね」と言ってくれた。
私はこの出来事を一生忘れない。
(後々「私はカトリックですが、助産師さんは?」と聞いたら、プロテスタント寄りかな〜?とはぐらかされました。なんか失礼なこと聞いてごめんなさい。)


今考えれば、急遽無痛分娩にしたいと言っても対応してくれる病院であったこと、クリスチャンの助産師さんが出勤の日に私の陣痛が来たこと、全て偶然ではないと感じます。
神は些細なことでも計画なさっておられ、私たちを気にかけていてくださるから、幸運にも私は陣痛でのたうち回る中で無痛分娩に切り替えてもらえたし、陣痛中に絶望して捨てた信仰を取り戻すきっかけを与えられたのかな。
神様が私のような人間を気にかけておられるのを実感した出来事でした。


なんともクリスチャンらしいブログになっちゃいましたね(笑)